苛性ソーダを材料に含めない手作り石鹸の製法及びメリットと販売する際の注意点
製法や材料が多少違っていても作ることができるという点やオリジナルの物を作ることが可能である点で手作り石鹸は優秀だと言えます。また苛性ソーダは材料の一つとして挙がっていますが、それを使わなくても作れる製法も存在します。
苛性ソーダを使わずに作るのに適切な製法
手作り石鹸の製法のタイプはコールドプレスのタイプ、メルトポアのタイプ、ハンドミルのタイプが存在しています。そのうち、苛性ソーダを使わないで石鹸を作るのに適した製法はメルトポアのタイプまたはハンドミルのタイプです。メルトポアのタイプはMP法とも呼ばれて、グリセリンソープという石鹸のベースとなるものを湯などで溶かすという方法を言います。簡単な方法だとされているので、初めて手作り石鹸を作るという人にとっては適している方法だと言われています。ハンドミルのタイプは固形石鹸を小さく削って、湯を入れて捏ねることで作るという方法です。家にある石鹸で作ることができるので、わざわざ材料を買いに行かなくて済みます。
苛性ソーダを使わずに作ることの利点
手作り石鹸を作るには苛性ソーダが必要であると考える人もいると考えられます。しかし、苛性ソーダを持っていなくても石鹸を作ることは可能であり、またそのメリットもあります。まず初めてチャレンジするという人にとって簡単に作れるという点が挙げられています。次に材料を比較的準備しやすいという点も利点の一つに該当していて、苛性ソーダの場合だと入手するには印鑑が要るとされています。しかし、苛性ソーダを不要とする製法であれば、既に持っている物で作ることができる場合があります。これら以外にもメリットはありますが、苛性ソーダを持っていないという場合はそれを使わない方法で作るのが勧められます。
作った石鹸を売るにはどうするべきなのか
オリジナルの石鹸を売りたいと考える人もいると思われますが、実際に売るにはどうするべきなのか、気になるところです。答えを先に言うと、手作り石鹸は雑貨として販売するのが適切だとされています。雑貨として売っておけば、薬事法の規定に引っ掛からなくて済みますが、雑貨の扱いを受けるには工夫が必要です。包装や容器に表示する際は家庭用品の品質に関する法律に則って行うようにします。また商品の名前においても同じことが言え、使うことができる名称には縛りがあります。なお、化粧品の形で売るには、あらかじめ許可を取ることが必須になると言われています。
まとめ
石鹸を作ることに挑戦したいのであれば、苛性ソーダを使用しない製法で作るのが得策だと言えます。また、作った石鹸を販売しようと考えている場合は事前に法律の規定やそれに関する知識を身に付けることが重要です。
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